ビットコインを実際に始めるには

まずは取引所

ビットコインを入手するもっとも一般的な方法はビットコイン取引所から購入する方法です。
ビットコイン取引所では株式市場と同様に、一般参加者同士が『いくらで買いたい』『いくらで売りたい』と注文を出し合って売買を行います。
そこでは、株式取引の様に板があり、そこで売買の注文状況が表示されています。
0.001BTCもしくはそれ以下の少額から購入できる取引所が多いので、気軽に始める事ができます。

また、取引所とは別途に販売所を設けている会社もあります。
販売所は、運営会社がビットコインを販売しています。
販売所は運営会社が『1BTCあたりいくら』と値段を提示して、購入者は必要な分を購入できます。
取引所と販売所の違いは、一般参加者の介在の有無えす。
販売所は画面がシンプルな事が多く、気軽に購入できる点がメリットです。

また最近はZaif(ザイフ)という販売所がクレジットカードを利用してビットコインを購入できるサービスを始めました。
さらにZaifは銀行引き落としで毎月ビットコインを購入して積み立てるサービスも行っています。
このように販売所でさまざまなサービスが広がっています。

さらにインターネット上のサービスではなく直接ビットコインを手に入れる方法として『ビットコインATM』を利用する方法があります。
銀行のATMのような筐体で、日本にまだ複数台しか設置されていませんが、ビットコインの購入がすぐにできます。

ビットコインの利用に必須な専用ウォレット

ビットコインのウォレットとは財布の事です。
ウォレットは、ビットコインを保管するだけではなく、送金したり受け取ったりする時にも使用します。
ビットコインを始めるうえで欠かす事の出来ないアプリケーションです。

一般的なのはスマートフォンにアプリを入れるモバイルウォレット形式です。
モバイルウォレットの中でも特に有名なのは、breadwallet(ブレッドウォレット)です。
多くのモバイルウォレットは無料でダウンロードできます。
このウォレットに取引所などで購入したビットコインを送金したり、誰かから送られてくるビットコインを受け取ったり、さらにお店でビットコインを支払うのに使用します。

もちろん異なる会社が作ったウォレット間でも、ビットコインの送金は可能です。
また。パソコン上で使用できるウォレットもあります。

ビットコインのウォレットは、ビットコインのネットワークに直接つながっている完全クライアント型と、外部サーバーのブロックチェーンを参照するSPVクライアント型が存在します。
SPV型は前者と比較してセットアップ時間を短縮する事ができ、ライトユーザーにオススメです。

上記のほか、インターネットにつながっていないコールドウォレットと呼ばれるものもあります。
一般的にインターネットから切り離して保管するので、その分セキュリティはより強固になります。
有名なのはTrezor(トレザー)です。

秘密鍵

ビットコインの取引はネットワーク上で過去から現在の全取引が公開されています。
具体的に、この公開されている取引には、あるビットコインアドレスから別のビットコインアドレスへいつ、いくらビットコインが送られたかが記録されています。
もちろんビットコインアドレスだけでは個人を特定する事はできません。
しかし、一度でも第三社が紐付ける事ができるとその後、アドレスを変えない限りが当該第三者は特定できてしまいます。

自分のウォレットから送金する際には、秘密鍵と言うものがつかわれます。
秘密鍵とは、デジタルな署名を行う際に用いられ、本人であることを証明するデーターの事です。
ただし、書名からは秘密鍵自体を取得する事ができません。
この秘密鍵が取引の署名に使われると、アドレスの正しい所有者から来たと言う証拠となります。
この署名が発行されると、誰かがその取引の改ざんを試みてもできません。

そして取引はネットワークに共有されます。
この秘密鍵は通常ビットコインアドレスのアドレス主しか知らないものです。
一般的にネットワークに存在するビットコインアドレスの情報のみから秘密鍵を特定することはできません。

この秘密鍵はウォレット内で管理されており、表示して確認できます。
一方取引所などにビットコインを預けている場合、この暗号鍵は取引所が管理しています。
この秘密鍵を知られてしまうと。好きなビットコインアドレスにコインを送金できてしまうのでしっかり保管する必要があります。