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仮想通貨について

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仮想通貨あれこれ

new-glg.hatenablog.com

 

 

 

 

 

通貨と仮想通貨の違いって何?


普段使っている円やドルなどの通貨と仮想通貨の違いはなんでしょうか?
特徴的な点は2つあるので紹介します。

・発行主体の有無
今までの通貨は『発行主体』が存在しました。
例えば普段使っている1万円札には日本銀行券と書かれていますので、発行主体は日本銀行になります。
発行主体があり、金銭債務の弁済手段として用いる法的効力のある通貨を法定通貨と呼びます。


円なら日本銀行、その他の国ならそれぞれの国の中央銀行が発行主体となり、その信用のもとに通貨としての価値が維持されていました。

しかしビットコインはこのような発行主体は存在しません。
2009年に運用開始して以降、コミュニティなどの助けを必要とする事はありましたが、基本的には『特定の主体の管理下』に置かれず動き続けています。

・発行上限の違い
法定通貨の場合、発行上限が無いので、多くの紙幣を発行する事が理論上可能です。
一般的に多くの紙幣を発行すればするほど、その紙幣の価値は相対的に下がり、インフレを起こす可能性があります。


現にジンバブエでは2000年からの7年間で、通貨供給量が約130万倍に達し強烈なインフレを引き起こしました。
この点ビットコインの場合、発行上限があらかじめ約2100万BTCと決まっていますので、中央銀行などの金融政策などに左右されないエコシステムの構築が可能になります。

もちろんビットコインは法定通貨との交換価格が乱交化する事もしばしばあるので、その点には注意が必要です。

 

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電子マネーと仮想通貨の違いって何?


電子マネーと仮想通貨はどちらも形が見えない通貨です。
現金を持っていなくても、スマートフォンや専用カードに電磁的な記録があればコンビニでもどこでも支払いに使えて便利です。
では、仮想通貨は電子マネーとどう違うのでしょうか?

法定通貨の場合と同じく、電子マネーにも発行主体が存在します。
『Suica』『nanaco』『Edy』などの電子マネーではJR東日本やセブンカードサービス、楽天Edyという発行主体があります。
一方、ビットコインなどの仮想通貨にはそういった発行主体がありません。

また、これらの電子マネーはあくまでも円の代替物です。
例えば1000円分をチャージしてスマホなどにデータとして記録します。
つまり円をそれぞれの発行主体がより使いやすいように管理しているにすぎません。

一方ビットコインなどの仮想通貨はそもそも円ではなく仮想通貨そのものです。
また、電子マネーは一般的にお店などへの支払いのみを想定しており、個人間でお金のやり取りを行う事ができないという用途が限定されているのが特徴的です。

仮想通貨は支払いだけでなく、個人間でのお金のやり取りも可能です。
金融機関を介さずとも、仮想通貨が入っている自分のウォレットと呼ばれるアプリから相手のウォレットへ送金できます。
さらにこの送金は24時間365日可能で数十分で完了します。
メンテナンス時間などもありません。

このように形の見えない通貨としての特徴は同じですが、中身がまったく異なります。

 

 

ビットコインはなぜ普及したの?


信用も裏付けも無いビットコインに価値はありませんでした。
2009年1月にビットコインのネットワークが稼働すると、一部の人たちの間で広まっていき、ピザや車の代金支払いに使われ、その後マイクロソフトやデル、エクスペディアなどさまざまな企業がビットコイン支払いを導入し、次第にその信用度を高めていきました。

途中、中国やアメリカによるビットコイン規制の動きによる暴落を経験したものの、ビットコインの規模は現在時価総額で約170億ドル(日本円で1兆9000億円)にまで拡大しています。

ビットコインの価値が上がり支持を得た理由として中国の存在があげられます。
中国国内では、ビットコインの売買がかなり盛んにおこなわれています。
裕福層を中心に国民がビットコインを大量に購入しているのです。
その目的は資本流出です。


もともと国家為替管理局の規定により、中国国民の外貨買いには1人年間年間5万ドルまでと言う限度額が設けられていました。
そこで通貨安が進む中国元での資産保有に不安を覚える中国の裕福層の資産の逃避先としてビットコインに注目が集まったのです。

ただこの流れも変わりつつあります。
中国のビットコイン取引所が世界のビットコイン取引高のほとんどのシェアを誇っていましたが、201年2月にこの資本流出の状況を憂いた中国当局が大手ビットコイン取引所への監視を強化したことで一気に取引高は激減しました。
現在、中国内のブームは沈静化しつつあります。

 

 

ビットコインの最大のメリットとは?


最大のメリットは海外送金にあります。
従来銀行を通して海外送金をした場合、数千円の手数料が惹かれていましたが、ビットコインの場合は、十数円程度と言う少額の手数料で送る事ができます。


更に、海外送金は反映までに数日かかる場合がありますが、ビットコインで送金すれば24時間365日いつでもほぼリアルタイムで送る事ができます。
また通貨が異なる場合は為替レートの問題もありますが、ビットコインには国家という概念がない為、為替レートや為替手数料と言うものが存在しません。

世界第2位の人口を誇るインドでは、他の国に出稼ぎをして母国にいる家族に送金している人がたくさんいます。
その金額は年間8兆円とも言われています。
しかし1回の送金は1万程度の場合が多く、20%近くも手数料で撮られる銀行経由の送金では非効率です。
このような問題もビットコインを遣えば将来的に解決する事が可能です。

また、ビットコインは寄付を行う際にも効果的です。
仲介者や団体を介さずに寄付を必要とする人に直接お金を届ける事ができます。
たとえば、災害が起きた時、被災者が自分のアドレスのQRコードをツイッターやフェイスブックなどのSNSにアップし、それを観た支援者が仲介者なしかつリアルタイムで寄付を行うことが出来ます。

低コストでリアルタイム活ダイレクトに送金できる点がビットコイン最大のメリットと言えます。